道路改良工事(仮称)梅浦トンネル 貫通式

 2021年6月16日、㈱関組、㈱高野組、㈱大生、特定建設工事共同企業体が福井県丹生郡越前町梅浦で施工を進めている道路改良工事(仮称)梅浦トンネルの貫通式が執り行われました。

 

 

 式典には、多くの来賓をはじめ、発注者である福井県丹南土木事務所鯖江丹生土木部の皆様や福井県建設技術公社の皆様、工事関係者ら約50名の方々が出席しました。式典では、まず貫通の儀が行われ、共同企業体片岡所長の合図により貫通点を確認し、貫通報告が行われました。続いて、貫通点清めの儀、通り初めの儀が行われました。通り初めの儀では、貫通点で出席者による万歳三唱が行われると会場は大きな拍手に包まれました。発注者挨拶、来賓祝辞に続いて、鏡開きと乾杯を行いました。終わりに施工業者を代表して、㈱関組 代表取締役 渥美宣夫が謝辞を述べました。新型コロナウイルス感染予防対策のため、当初予定しておりました樽神輿等は実施出来ませんでしたが、無事の貫通を祝うことができました。

 

 

清祓いの儀
貫通報告
通り初めの儀
鏡開き

 

 

 

 

 

 

 

 

 (仮称)梅浦トンネルのある一般国道365号は、丹南地方における地域間交流や災害時の第一次緊急輸送道路にも指定されている重要な路線ですが、幅員狭小やヘアピンカーブなどの線形不良区間が連続し、急勾配であることから、このバイパス道路の整備が行われることになりました。整備により、地域間の連携強化や観光をはじめとした地域産業、経済の活性化、生活利便性の向上が大きく期待されます。

 

 2019年12月から工事を開始し、2020年9月からNATM工法(機械掘削)での施工を行いました。本工事では、支保工の建込計画の正確な座標解析や補助工法の鋼管打設位置、打設角度、打設方向角に3次元画像解析を活用しています。地すべり区間においては、レーザー伸縮計を設置し、地滑りの挙動を逐一把握して計測頻度を強化しました。地山の判定として削孔検層(DRISS)を行い、事前に切羽前方の地質状況を推測し、安全に掘削を進めることができました。掘削開始から7ヶ月で貫通を迎え、今後は、引き続き覆工コンクリート等を行い、2021年12月完成予定です。

 

 

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(仮称)梅浦トンネル 貫通までの軌跡 – YouTube 

 

 

【工事概要】

工事延長 215.0m、トンネル工215.0m、総幅員10.0m、車道幅員6.5m

トンネル工:NATM工法(機械掘削)

掘削補助工法:注入式長尺鋼管先受工(AGF) 22シフト

       注入式長尺鋼管鏡ボルト 15シフト

掘削工法:補助ベンチ付き全断面工法(インバート早期閉合)

     上半先進ベンチカット工法

 

 

 

㈱関組 総務部